工事現場や工場内勤務など作業服を着用して行う業務には多種多様なものがあります。そういった作業は寒い屋外であったり、暖房が整っていない工場内で行われることも多いですので、作業時に着用する作業服には防寒着としての性能も必要とされます。一般的にいって作業服はそれほど暖かくありません。機能的な暖かみを追求しようとすると作業時の動きやすさの妨げになることも少なくなく、どうしても防寒性は置き去りにされてしまいがちなのです。
しかしながら、防寒性能ももちろん重要ですので、作業着でも防寒着としての機能を持たせるための工夫をすることが重要になってきます。防寒性能を高めるための工夫をいくつか紹介します。まずは、カイロを利用することです。服のなかにテープ等でカイロを貼り付ければ、防寒性能を高めることが可能です。
しかし、低温やけどなどの問題もありますので、注意をしながら貼り付ける必要があります。また、同じ部位を暖め続けると低温やけどになる可能性が高まりますので、できるかぎり避ける必要があります。また、首筋などの冷えを感じやすい部位に毛布等を縫い付けることもおすすめできる対処法です。マフラーをした場合と同じように首筋を暖めると身体全体がポカポカと暖まる効果があります。
タオルなどを巻き付けることでも代用可能です。ちょっとした手間でできることですので、防寒着としての機能を高めるためにひと手間かけておくとベストだといえます。